第9章
およそ半年後、信じられないような奇跡が舞い降りた――
なんと、私はそれ以来、一錠の抑制剤すら口にしていないのだ!零士はその強引で情熱的な独占欲をもって、不治の病と宣告されていた私の心の病を、すっかり完治させてしまったのである!
その日の午後。午睡を誘うような柔らかな陽射しが、フランス窓越しに広々としたリビングへと降り注いでいた。
私たちは本来、アート系映画を鑑賞しているはずだった。だが案の定、結局はソファの上で激しく体を重ね合わせる事態へと発展していた。私の両脚は零士の引き締まった腰にしがみつき、彼の荒々しい律動に身を任せて、何度も何度も絶頂へと放り出される。極上の悦びに染まっ...
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チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章
5. 第5章
6. 第6章
7. 第7章
8. 第8章
9. 第9章
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