第25章 中島美奈にお仕置きする

志村千夏はため息をついた。

「この前あんたたちがいた南西の角のあたりね。あの一帯、何軒かの店の防犯カメラがまとめて故障しててさ。だから、その男は追えなかったのよ」

南雲玲奈は意外そうに目を見張った。

「そんなの、都合よすぎない?」

どうしてよりによって、あのタイミングで壊れるのか。

けれど、いくら考えても答えは出ない。玲奈はひとまずその疑問を胸の奥へ押し込み、食事に意識を戻した。

しばらくして、全員が食べ終えるころ、南雲玲奈は席を立ってトイレへ向かった。

レストランの1階では、ちょうどその頃、横尾孝人と中島美奈も食事に訪れていた。

席を取ったのは横尾孝人だったが、来店が遅かっ...

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