第46章 二度目の平手打ち

横尾孝人はその言葉を聞いた瞬間、すっと目を冷やした。

以前、美奈から、南雲玲奈と藤井一輝の関係はただならないと聞かされていた。

だがまさか、こんな場にまで彼女を連れてくるとは思ってもいなかった。

あのカードまで、藤井一輝が渡したものだったのか。

隣にいた横尾彰人と中島美奈も、あからさまに驚いている。まして周囲の客たちはなおさらだった。

「藤井さんまで来てたのか?」

「さっき、横尾夫人は自分のパートナーだって言ってたよな。ってことは、最初から後をついて来たわけじゃないってこと?」

「藤井社長のパートナーになれるなんて、実力も相当なんじゃない?」

海城では、藤井一輝は気ままな性格...

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