第4章

 准一は、私の手にある黒いレースの下着を見て、しどろもどろになった。

「そ、その……いや、説明できるんだ……」

 頭の中で、彼の声が爆ぜるように響く。

「やばいやばいやばい! バレた! 彼女の下着、盗んでたのが! 毎晩これで……なんて知れたら、終わりだ。終わり! 通報される! 変態だって思われる! どうする、どうする……!」

 心臓が破裂しそうなほど暴れ、頬が熱くてたまらない。けれど表面だけは、平静を保った。

 下着をベッドサイドの引き出しに押し込み、立ち上がってドアのほうへ向かう。

「これ、前に私がなくしたやつばっかりだよね。まとめてくれてありがと」

 彼の横を通り過ぎるとこ...

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