第47章

「叔父さまたちや年長の方々が、あなたのご婚約の知らせを聞いて大層喜んでおられましてね。ぜひ、未来の甥嫁……いえ、孫嫁にあたる方にもお会いしたい、と。向こうの旧邸で、ささやかな家族の食事会を開こうという話になりました。日取りは明後日の夜です。いかがでしょう。渡部さんのご都合は?」

鈴宮家の年長たち。家の枝という枝に張りつき、血を啜るようにして影響力を保ってきた老獪な連中だ。

鈴宮京也が家を継いでから、彼らとの距離はずっと微妙だった。手を組むこともあれば、牽制し合うこともある。

渡部綾香に会いたいというのは、家長の結婚に対する関心――それだけではない。

この先、鈴宮家へ入ってくる女が、ど...

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