第379章

青木易揚の苦悶に満ちた表情を見て、私はたまらず声をかけた。

「仕事に打ち込むべきよ。あなたには才能も能力もある。それを無駄にしないで。前を向いて、青木家が失ったものをすべて取り戻すの」

青木易揚は苦笑し、その眼眶は赤く滲み、声は微かに震えていた。

「静香、今の俺がどれだけ追い詰められているか、お前にはわからないだろう。葉田グループと大前さんに奪われたあの不動産プロジェクトは、青木グループにとって最大の希望であり、再起の要だったんだ。それを寄ってたかって食い荒らされた。政略結婚だったからこそ、葉田家はずっと『青木家を援助してやっている』と吹聴していたが、実情は違う。奴らは海外事業しか能が...

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