第391章

「静香、俺……少し話があるんだ」

彼の声はわずかに強張り、いつもの落ち着いた口調とはまるで別人のようだった。

私は小さく頷き、先を促す。

あたりは静寂に包まれ、時折吹き抜ける微風が、さらさらと木の葉を揺らしている。

「君の生活に干渉すべきじゃないのは分かってる。でも……最近、山本翔一と親しげにしているのが目について」

中村宗祐の声には、隠しきれない微かな震えが混じっていた。彼はうつむき加減で、私の反応を恐れているかのようだ。

山本翔一の名が出て、私は胸の奥で小さく息を呑んだ。

ここしばらくはプロジェクトの件で、確かに山本翔一と頻繁に接触していた。だが、それが中村宗祐の心をこれほ...

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