第103章 今夜は寝かせないつもり?

三上汐浪はそれを見て、尋ねた。「北斗、それじゃあ、あなたは柊木さんのことが好きじゃないってこと?」

「俺が彼女を好きになる理由があるか?」陸川北斗はその言葉を聞いて少しむっとし、続けた。「好きじゃない。だから母さんも少し静かにして、余計なことをしないでくれ」

「わかったわかった、わかってるわよ。もうあの子には連絡しないから」

続けて、三上汐浪はさらに尋ねた。「北斗、じゃあ夢子のことは好きなの? あなたと夢子が結婚したのは、私とあなたのお父さんのプレッシャーのせい?」

電話の向こうで、陸川北斗は可笑しそうに言った。「俺がしたくないことを、誰が無理強いできる?」

三上汐浪はさらに問い詰...

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