第160章 お腹が動いた

彼のせいで泣くに泣けず笑うに笑えない天樹夢子は、言った。「手を放して」

陸川北斗は服を脱ぎ、胸筋と腹筋を露わにする。天樹夢子はごくりと唾を飲んだ。

視線を陸川北斗の下半身に向けたとき、天樹夢子はさらに唾を飲んだ。

顔立ちがいいだけでなく、スタイルもこんなにいいなんて。おまけに……。

天樹夢子の視線が釘付けになっていると、陸川北斗は彼女の顎を掴んで尋ねた。「どこ見てるんだ?」

天樹夢子は答える。「見たいところを見てるだけよ!」

それに、頭のてっぺんから爪先まで、見たことがない場所なんてない。

天樹夢子の小生意気な態度に、陸川北斗はズボンのボタンを外し、彼女を艶めかしく見つめて言っ...

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