第331章 彼女の父も少し動揺していた

零時を回ろうかという頃、皆が庭で花火をしていると、榊原秋から天樹夢子に電話がかかってきた。

「夢子、お父さんから伝言よ。元旦は家で寝なさいって。外泊はだめですって」

天樹夢子は手持ち花火を手にしながら答える。「後で叶ちゃんを連れて帰るよ」

そして花火が終わると、皆がそれぞれ帰路につく中、天樹夢子も叶ちゃんを連れて家に戻った。陸川北斗も一緒だった。

二人が家に着いた頃には、叶ちゃんはもう眠ってしまっていた。

午後に叶ちゃんをお風呂に入れ、新しい服に着替えさせていたので、今は服を脱がせて隣のベビーベッドに寝かせるだけだった。

陸川北斗がシャワーを浴びている間に、天樹夢子は先ほどの三上...

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