第401章 彼女を愛し、誰にも負けない

陸川北斗に視線を向けて、天樹夢子は言った。「お母さん、叶ちゃんの世話を数日お願いするのは構わないけど、私はそっちには泊まりに行かないから」

 電話の向こうで、三上汐浪が慌てて口を開いた。「夢子、怖がらなくていいのよ! 安心して泊まりに来なさい! 叶ちゃんは私が面倒見るから、あなたと北斗はやりたいことをすればいいの。あの子が邪魔することはないわ」

 天樹夢子が退院して二日、陸川北斗は二晩とも大人しく家にいたが、それがかえって三上汐浪を落ち着かなくさせていた。

 今日、陸川北斗が天樹夢子と一緒に食事をすると聞き、彼女はすぐに電話をかけてきた。なんとか天樹夢子を家に連れ戻そうと考えたのだ。

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