第404章 泊まらせる

親子にそこまで言われてしまっては、天樹夢子も断れば人情味がないというものだ。

そこで、にっこりと笑って叶ちゃんに言った。「いいわよ、一緒に行ってあげる」

彼女がそう言った途端、陸川北斗は車のそばへ歩み寄り、後部座席のドアを母子のために開けた。

三十分後、三人が陸川北斗の家に着いた頃には、三上汐浪はもういなかった。

天樹夢子は靴を履き替えながら尋ねた。「お義母さん、帰られたの?」

陸川北斗は叶ちゃんを抱きながら靴を履き替え、言った。「父さんが昼過ぎに電話をかけてきて、母さんは先に帰ったんだ」

天樹夢子はさらに言った。「あなた、まだご飯食べてないでしょ」

陸川北斗は叶ちゃんを床に下...

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