第422章 二号さんになってもらう

 今度は、陸川北斗に口を挟む隙を与えず、江崎の爺さんが先手を打った。

「私が何人配置したか知りたいのか? その者たちを撤収させたいと? よかろう。だが条件がある。今後、何事も私の言う通りにし、姓を江崎に戻すと約束するなら、全員引き上げさせてやる」

「さもなくば、お前は一生安寧を得られんぞ。あの小娘の死体を片付ける覚悟をしておくことだな」

 江崎の爺さんの言葉に、陸川北斗の表情がどうなったかは想像に難くない。

 同時に、当の爺さん自身も腹わたが煮え繰り返る思いだった。この子はなぜ、こうも江崎家にも、この自分にも肩入れせず、ことごとく楯突くのか。

 たかが女一人、そこまでする必要がある...

ログインして続きを読む