第432章 自慢する

陸川北斗がなおも慎重に天樹夢子を支えているのを見て、三上汐浪は慌てて手元の作業をやめ、駆け寄って天樹夢子を支え、心配そうに尋ねた。「夢子、どこか具合でも悪いの?」

天樹夢子は先日、過労で倒れて入院したばかりだったので、三上汐浪はつい悪い方へ考えてしまったのだ。

三上汐浪の緊張に対し、陸川北斗は落ち着き払って言った。「母さん、夢子は具合が悪いんじゃない。妊娠したんだ」

陸川北斗の言葉が終わるか終わらないかのうちに、三上汐浪は天樹夢子を支えて進んでいた足をぴたりと止め、顔の表情も固まった。

その様子に、天樹夢子と陸川北斗もつられて足を止める。

若い二人が立ち止まったのを見て、三上汐浪は...

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