第119章 誰がすべてを操っているのか

「違う……! 本当に私じゃないんです。あなた、自分が逃げるために全部私に押しつけてるだけじゃない!」

菅田晴海は今にも泣き出しそうな顔で訴えた。

「黒崎社長……どうか、私のこと信じてください」

「黒崎社長、こいつです。俺、はっきり覚えてます」

「でたらめ言わないで!」

「でたらめじゃねえ! お前のせいで、俺の連中が捕まったんだぞ!」

山口隆夫は悔しそうに唇を噛み、どこか被害者ぶった声を滲ませた。

桜井瑞希は二人を眺め、思わず笑いそうになる。

――子どもの口げんかと、何が違うの。

黒崎恒一は二人の言い合いに頭をやられ、苛立たしげにこめかみを揉んだ。

「……お前も来てるなら、...

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