第122章 わざとだろう

「ママ、出たよ」

颯太はノートパソコンの画面を桜井瑞希のほうへ向けた。

「全部の行動記録だとは言い切れないけど、これだけあれば、ある程度は推測できるはず」

画面には文字がびっしり並んでいる。瑞希は思わずこめかみを押さえた。颯太の調べは異様なほど細かい。菅田晴海がどの店に立ち寄り、何を買ったかまで、きっちり記録されている。

「瑞希、これ見て」

横で手伝っていた葉山静香も、何かに気づいたらしい。

瑞希が覗き込む。カフェの利用履歴だった。菅田晴海が会計を済ませる少し前に、水野優奈も同じ店に入っている。

現時点で、二人の接点らしい接点はそれだけだった。

「颯太、その店の防犯カメラ……...

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