第131章 桜井瑞希に連絡がつかない

黒崎恒一が扉を開けた瞬間、室内の光景を目にして眉をひそめた。

「黒崎社長、これは……」

鈴木謙介も、さすがに信じがたいという顔をする。

心配のあまり駆けつけてきた竹内良真が、息を整える間もなく言った。

「黒崎社長、どうしてこちらに……?」

言いながら、開いた扉を横目で確認してしまう。胸の奥がひやりとした。

――まさか、桜井瑞希が見つかったんじゃないだろうな。

「別に。ちょっと見て回っただけだ」

黒崎恒一は冷えた声で言い放つ。機嫌の悪さが隠しようもない。

だが、ふと考える。

もし本当に桜井瑞希が見つかっていたなら、黒崎恒一がこんなふうにここに立っているはずがない。

「もし...

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