第147章 無実を証明せよ

「松山先生。この件の重大さは、あなたもよく分かっているはずです」

桜井瑞希は淡々と言い切った。

「今日、病院から確認しました。あの子たちは、ただの食中毒なんかじゃありません。誰かが食事に毒を混ぜた。そのせいで、ああなったんです」

「ど、毒……? そ、そんな……あり得るんですか……?」

松山雲子はそう口では否定しながら、額からこめかみまで、じっとりと汗を浮かべていた。

「あり得ます。――それに、現状でそれができた可能性が高いのは、あなたしかいない」

桜井瑞希は回りくどい言い方をしない。

「ち、違います! 私じゃありません!」

松山雲子は即座に首を振った。

「そんなことをする理...

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