第228章 子どもの願いを叶えた

「ひいおばあちゃん! おばあちゃん!」

玄関をくぐるなり、二人の子どもは一直線に黒崎幸枝と黒崎栄子へ駆け寄っていった。

「まあまあ、私の宝物たち。数日見ないうちに、また背が伸びたんじゃない?」

黒崎幸枝はそう言って、二人の頭をやさしく撫でる。

由衣は幸枝の手に頬をすり寄せた。

「由衣ね、ひいおばあちゃんに会いたかった。おばあちゃんにも、すっごく会いたかったの」

「これからは、ここもあなたたちのおうちよ。さあ、おばあちゃんと一緒に上へ行って。用意したお部屋、気に入るか見てちょうだい」

黒崎栄子がそう促し、二人を連れて階段へ向かう。

けれど数歩進んだところで、栄子は足を止めた。

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