第71章

水鉄砲射撃大会が終わっても、藤原隆は呆然と立ち尽くし、鈴木美咲を凝視していた。

表彰台の上では、空と翔太、そして桜が、台の下にいる鈴木美咲と楽しげにやり取りをしている。

ふと振り返った鈴木美咲の視線が、ちょうど藤原隆とかち合った。

彼女はいぶかしげに顔を背ける。あんなふうに見つめられると、背筋が薄ら寒くなる気がした。

まさか、また何か秘密を知られたのだろうか?

鈴木美咲はとてつもない後ろめたさを感じ、彼の視線から逃れようとする。だが、背中に突き刺さるような灼熱の眼差しが痛い。

たまらず着替えを口実に更衣室へ向かい、ようやく藤原隆から離れることができた。

だが、鈴木美咲が一歩外へ...

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