第200章

前田南は電話を切った後、しばらくベッドに横たわっていた。

問題ないことを確認してから、退院手続きを済ませた。

確かに執事は約束通り、以前のようにずっと後をつけることはなくなった。

病院を出ると、前田南の体全体がリラックスした。

以前は執事がついていたとはいえ、自由ではあったのだが、その時の前田南は自分自身を縛っていた。

今は心も体も自由で、空気さえも違って感じられた。

以前、望月琛が手配した家は前田南が焼いてしまったこともあり、

さらに執事からも連絡がなかったため、前田南はもうあの場所に戻るつもりはなかった。

そのため、近くのホテルを見つけて、とりあえず滞在することにした。

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