チャプター 38

ダンテ・カステリ。

俺はさらに深く押し込み、柔らかな肉が指の感触に屈していくのを感じた。やがて二本目の指を加え、ゆっくりと動かし始め、徐々に彼を広げていく。

指は甘美なリズムを刻み、出し入れを繰り返すゲームのように、慈しむような手つきでその窄まりを拡張していった。

「あ……ダンテ……」その声は低く、震えていた。

唇から漏れた俺の名前に、一瞬呼吸が止まりそうになる。欲望が激しく突き上げ、血管に火を放ったようだ。

「もっと俺の名を呼べ、イライジャ」

三本目の指を沈め、リズムを速める。彼の体が震え、指を曲げて前立腺を刺激すると、艶めかしい喘ぎが漏れ、彼は身をよじった。

「ダンテ……」快...

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