第101章

あ、あいつ、まさか何も着ずに出てきたなんて!

変態じゃないの!

小林絵里は勢いよく顔をそむけ、慌ててクローゼットへ駆け込んだ。自分のバスタオルを一枚引っ張り出すと、そのまま彼に向かって投げつけた。

「さっさと巻いて!」

「……」

バスタオルはピンク色で、サイズもさほど大きくなく、彼の腰回りをどうにか覆える程度だった。それを巻いた姿をちらりと見た瞬間、小林絵里はたまらず吹き出してしまった。

いくらなんでも滑稽すぎない?

手足がすらりと長い大男が、ピンクのバスタオルを巻いているのだ。しかもピチピチで……あはははは!

坂田和也は彼女の笑顔を見つめ、その瞳の奥にほんのりと柔らかな光を...

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