第403章

吉野有保は手短に自分の意見を言い終えると、すぐさま問いかけた。

「小林嬢、どう思います?」

小林絵里はこくりとうなずく。

「持ち帰って図面に反映させます。仕上がったら、またお送りして確認していただけますか」

「いい」

吉野有保も軽くうなずいた。

小林絵りは立ち上がり、丁寧に頭を下げる。

「それでは、先に失礼します。お邪魔しました」

だが吉野有保は、彼女の腕をぐいと掴んで引き留めた。

「小林嬢、そんなに急ぐな。せっかく来たんだ、一杯やってから帰れ」

「そうそう、小林嬢ってこんな綺麗なんだ。仕事もできるんだろ?」

「ほら、飲めよ。今度土地を買ったら、設計は全部小林嬢に頼むか...

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