第448章

小林絵里はしばし口をつぐみ、やがて言った。

「この件は、わたしがきちんと調べます。あなたが冤罪なら……必ず外に出してみせる」

佐川海斗は堪えきれず、その場で泣き崩れた。

「ありがとうございます!」

小林絵里の胸の奥が、ぎゅっと痛んだ。

もし佐川海斗が、佐川のおっさんが金のためにすでに息子を見捨てたと知ったら……どんな顔をするだろう。

同時に、心のどこかがひやりと冷える。

これが誰かの仕組んだ筋書きだとしたら、その狙いは何だ?

なぜ、ただの運転手ひとりにここまで手間をかける?

小林絵りは上へ戻った。すると、冷え切っていた体が少しだけ温もりを取り戻しているのに気づく。

彼女は...

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