第480章

あのクソ野郎、豚なの?

どんだけ食うわけ?

あれ、二菜一汁だよ!

わたしの二日分のご飯、ぜんぶ食べ尽くしてるじゃない!

小林絵里はさらに腹が立った。明日は絶対、下のエレベーターの暗証番号を変えて、あいつを上がれなくしてやる。

それから玄関の鍵も交換。

どうせ今の彼女には、金ならいくらでもある。

怒りのままキッチンへ踏み込む。どれほどの惨状になっているのかと身構えた、その瞬間。

コンロの上の鍋に、温められたままの料理が残っていた。

小林絵里の顔に貼りついていた怒りが、ぴたりと固まる。

……ふん。

鼻で笑い、温かい料理を取り出して、黙って口に運ぶ。

本当に、腹が減っていた...

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