第497章

病院の監視カメラ映像は、ほどなくして坂田和也のスマホに届いた。

車内のシートに身を沈め、和也は細部まで丹念に確認する。

小林絵里が病室に入ってから、坂田お婆さんが夏目夕子と一緒に出ていくまで。最初から最後まで、見落としはない。

……だが、その後の映像が、途中でごっそり欠けていた。

和也はBluetoothイヤホンを指で押し、氷のような声で言う。

「庄司玉輝、残りの映像はどうした?」

庄司玉輝は苛立ったように返す。

「探してる、探してるって。催促しないでよ」

焦りで息が上がった声だった。緊張と不安で、頭のてっぺんまで汗がにじむ。

午後の休みを取って出たあと、こんなことになると...

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