第80章

最低、最低、最低!

小林絵里は激しく地団駄を踏んだ!

この世に、こんなにも最低で恥知らずな男が存在するなんて!

これまで自分の行いを悔やんだことなど一度もなかったが、今この瞬間ばかりは本気で後悔していた。どうしてあんな男を拾ってしまったのかと!

怒りのあまり、彼女は気を失いそうになっていた!

これで離婚もできなくなってしまった。一体どうすればいいの?

怒り心頭で二階へ上がったものの、その怒りのせいで結局一睡もできなかった!

夜が少しずつ明けていく。

東の空から昇る朝日を見つめながら、小林絵里の心はただただ冷え切っていた。

——彼は夏目夕子に借りがある。だから彼女を危険な目に...

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