第179章

サマー視点

レースが終わって一時間ほどして、パーティーはローガンの地下室で始まった。キーランと私が到着した頃には――階段を下りるあいだ、腰のあたりに回された彼の手がじんわり温かくて――音楽はもう、肋骨がびりびり震えるほどの音量で鳴り響いていた。

ローガンの家は、ブルックラインにあるああいう巨大なコロニアル様式の邸宅のひとつだ。両親は何とかいうテック系の重役で、いつも出張で家を空けている。つまりローガンは、地下室を改装して、本人いわく大真面目に「俺の巣」と呼ぶ空間を好き放題にできるわけで――革のソファにむき出しのレンガ壁、そしてフル装備のバー。母親が確実に存在を知っているのに、知らないふりを...

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