チャプター 185

サマー視点

すぐに彼を捜しに行くべきだった――家を出るとき、自分にそう言い聞かせていた。心配そうな母の目が、玄関を出る私の背中を追っていた。けれど学校に着く頃には、その確信は別のものに変質していた。ブレザーのポケットに手を入れ、指で携帯電話を握りしめたまま廊下を歩く。取り出すことが、どうしてもできなかった。

だって、もし真実が想像していたよりもひどかったら? もしダイアンが、ほかのことは全部間違っていても、何かひとつだけは正しかったとしたら?

それ以上に――もし彼が私を信用していないから、言わなかったのだとしたら? 私たちの間にあるこの親しさも、全部私の思い込みで、彼は本当は私を頼る相手...

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