チャプター 38

サマー視点

午後の日差しが外へ出たわたしの顔を打ち、思わず立ち止まって一息つかなければならなかった。管理棟の赤レンガは秋の光を受けてあたたかく輝き、その三階には物理コンテストの教室がある窓が見えた。

キアランは、たぶん今もあそこにいる。解けるはずもない問題集に身をかがめ、右手ではもう追いつけないから左手を紙の上で走らせながら、ローガンみたいな、彼がそこにいるために何を犠牲にしてきたのか何ひとつ知らない子たちに囲まれて。

行きたかった。あの扉をノックして、たった今わたしが何をしたのか彼に伝えたかった。ようやく、ほんとうにようやく、誰かが彼のために立ち上がったのだと気づいたとき、彼がどんな顔...

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