チャプター 39

サマー視点

翌日も、出だしはいつもと変わらなかった。ミアと昼食を終えたばかりで、正面の廊下を並んで歩いていたとき、笑い声が耳に入った。

肌の上を虫が這うような笑いだった。やたら大きくて、見せつけがましくて、意地が悪い。聞き覚えがある。私に向けられるのを、嫌というほど聞いてきた音だ。

「何があったの?」ミアが足を緩めて訊いた。

角を曲がると、そこにいた――タイラーとブレイク、それにボート部の連中が数人。ロッカーの前に固まっている。タイラーは片手を妙な角度でひねって何かをしていて、ブレイクは腹を抱えんばかりに笑っていた。

「なあ、あの奨学金のガキの字、見たことある?」ブレイクが言った。廊...

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