第七十一章

サマー視点

金曜の朝は、あまりにも早くやって来た。六時半にはもう校門の前にいて、黒のレギンスに淡いピンクの上着を着込み、肩には大きな旅行かばんを提げていた。中身はほとんどお菓子で、ちゃんとした着替えなんてほとんど入っていない。歩道脇には黄色いスクールバスが十台、きっちり並んで止まっていて、低くうなるエンジン音とともに、排気が白く冷たい空気へ吐き出されていた。空気には軽油と落ち葉の匂いが混じっていた。

ミアはすぐに見つかった。髪を高い位置でふたつに結んでいて、歩くたびにその毛先がぴょんぴょん跳ねる。私を見つけるとにっと笑って、朝の冷え込みの中で白い息をふわりとこぼした。

「かわいいじゃん」...

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