第16章 持続的で堅い

白川凰姫の頭の中で、「ぶん」と鈍い音がした。

子ども――。

たしかに、早く作らないと。

芳丸巡哉は、瞬く間に真っ赤になった彼女の頬と、怯えを隠しきれない瞳を見て、口元の笑みをいっそう深めた。

彼は手早くオンライン会議を切り上げ、ノートパソコンを閉じる。

「わ、私……」

白川凰姫が、この艶めいた沈黙をどうにか壊そうと口を開きかけた、その瞬間。

芳丸巡哉がわずかに身を屈め、熱を帯びた吐息が彼女の前髪をふわりと揺らした。

「なら、芳丸奥さん。うちのグループに、早めに後継ぎを用意するためにも……少しは貢献してもらえる?」

拒む隙も、考える隙も与えない。

唇が重なる。抗えないほど強...

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