第66章 公開処刑される

「どんっ……」

頭の中で何かが爆ぜた気がした。足裏から冷気が一気に脳天まで駆け上がり、白川凰姫は背中に冷汗を滲ませる。

もう片方の手が、無意識に下腹へ伸びた。握り締めていたへこ守りが、千斤の重さみたいに感じられる。

「……あなた……子どもが、そんなに欲しいの?」

声が震えている。自分でも気づかないほどに。

芳丸巡哉が彼女の隣へ腰を下ろす。マットレスがふわりと沈んだ。彼は横目で凰姫を見て、深い瞳の底を読ませないまま、口元だけをわずかに吊り上げる。

「どうした。お前は俺の子、産みたくないのか」

針みたいな言葉だった。白川凰姫が必死に支えていた平静を、正確に突き破る。

彼女は、ふっ...

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