第15章 旦那が一緒に寝る

月曜日、弁護士チームはてんてこ舞いだった。

一息つく間もなく、園田興柏が小野寺彩音を呼んだ。「小野寺さん、社長室に行ってきて。古賀社長のところで少し問題があるみたいだ」

「私がですか?」小野寺彩音は、以前古賀硯司から学んだ職場での立ち居振る舞いを思い出し、口にした。「インターンの私が古賀社長にお会いするのは、あまり適切ではないかと」

園田興柏は小野寺彩音をじろりと見た。「行きたくないのか?」

小野寺彩音は心底行きたくなかった!

園田興柏は苛立たしげに言った。「他の者は皆、重要な仕事で手が離せない。行けと言われたら行け!」

周藤可芸が嫉妬の目で小野寺彩音を睨みつけた。まるで彼女がとて...

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