第165章 古賀社長に名分ができた!

ゼミは大学院生活における定例活動であり、学術的な討論のために開かれる。

小野寺彩音が教室に着いたとき、中にはすでに何人かの先輩方が座っており、皆なにやら激しく議論を交わしていた。

そのうちの一人の先輩が小野寺彩音にウインクし、興奮した様子で思わせぶりに言った。

「彩音、先生が海外からの交換留学生を一人連れてくるらしいんだけど、知ってる?」

「いいえ、知りません」小野寺彩音は笑って首を横に振った。「でも、その反応を見る限り、きっと素敵な方なんでしょうね。しかも、少しは名の知れた方ですか?」

「そう、君も会ったことある人だよ!」

先輩が続けようとしたその時、誰かが教室のドアをノックした。...

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