第201章 ベイビー、嫉妬したの?

「彼女は今、私を頼ってきたのよ!」小野寺彩音は身内びいきなところがあり、古賀硯司のスマホを取り上げた。

女の顔に浮かんだ不満は、古賀硯司の目には愛らしく映った。彼は小野寺彩音の、自分の脚の上に置かれた小さな手のひらを逆に握り返し、彼女が自分に助けを求めてくるその様子に満足した。

彼はわざとやっていたのだ。

古賀硯司は表情を変えずに高橋樹に目をやった。

高橋樹は言った。「お義姉さん、そんなに俺の能力を信用できないんですか? うちの東南アジアでの実力は、古賀家に劣りませんよ」

「どうして父が東南アジアにいるって知ってるの?」神崎暁は驚愕して高橋樹を見た。

高橋樹は説明せず、ただ余裕綽々...

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