第232章 旦那様旦那様!

翌日。

小野寺彩音は早起きした。学校へ行く前に、各家から届いた誕生日プレゼントにざっと目を通し、後々の返礼に備えるつもりだった。

使用人はすでに各家からの贈り物をリストアップし、宝飾品、健康食品、骨董品など品目ごとに分類してくれていた。

小野寺彩音の視線が、プレゼントのリストにあったある名前に留まる。江沢冬弥。

「先輩が私に誕生日プレゼントを? いつ送ってきたの? どうして知らなかったんだろう?」

小野寺彩音はリストを手に、リビングへと小走りで向かった。

古賀硯司はリビングで朝の短いミーティングをしていたが、その声に気づいて顔を上げた。そこには、またしても裸足で床に立つ小野寺彩音の...

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