第261章 彼女は優秀です、私の妻です

小野寺彩音と高梨教授の論文が素晴らしい賞を受賞し、法学国際サミットへの招待を受けた。

小野寺彩音は指導教官のために発表用のPPTとスピーチ原稿を準備し終えたところで、高梨教授が推薦した講演者は彼自身ではなく、彼女であることを知らされた。

「この論文には君の功績もある。行ってきなさい」

他の教員が陰に陽に学生を搾取し、甚だしきに至っては労働の成果を奪うことさえある中で、高梨教授は機会を捉えて若者に活躍の場を与えようとしてくれたのだ。

古賀硯司は、妻が学業を終えるのをようやく待ちわび、甘い日々を二日ほど味わったばかりだった。仕事から帰宅すると、妻がまた忙しくなっているのを発見する。

古賀...

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