第130章 盗撮された

翌朝、枕元の目覚まし時計がけたたましく鳴り響いた。

布団の隙間から雪のように白い腕が伸びてきて、そのアラームを止める。

直後、勢いよく布団がめくられ、北村萌花と佐藤健志の二人が、揃って目の下に濃い隈を作った顔を覗かせた。

北村萌花は眠たげに目をこすりながら佐藤健志の方を向いたが、考えれば考えるほど腹が立ってきたのか、彼をベッドから思い切り蹴り落とした。

佐藤健志は床から這い上がると、くしゃくしゃになった髪をかきむしり、不満げに北村萌花を睨みつける。

「何で蹴るんだよ?」

北村萌花は布団で体を包み込みながら、佐藤健志を睨み返した。

「一回だけって約束だったじゃない! 結局終わった...

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