第227章 引きずり出せ

佐藤健志は扉を押し開け、北村萌花と共に会議室へと足を踏み入れた。

予想通りと言うべきか、そこには佐藤真崎がふんぞり返っていた。

「佐藤健志、部外者の立ち入りは禁止だと言ったのはお前だろう? その後ろの女は一体どういうつもりだ」

佐藤真崎はここぞとばかりに佐藤健志の弱みを握った気になり、嘲るような声を上げた。

佐藤健志は悠然と椅子に腰を下ろし、北村萌花もまた、当然のように彼の背後に控える。

「私の記憶が確かなら、北村さんは私の個人的な補佐(アシスタント)のはずだ。補佐が私の業務や会議の記録を行うことに、何か問題でもあるのか?」

佐藤健志は冷ややかな蔑みの視線を佐藤真崎に向けた。これ...

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