第283章 パソコン持ってる?

三人の子供たちは通気口の中を這い回っていたが、どこへ向かえばいいのか全くわからなかった。

「光咲、あなたの考えた計画でしょ。どこに行けばいいか教えてよ」

由紀と由佳はあきれ顔で光咲を見た。

光咲も戸惑っており、少し恥ずかしそうに頭を掻いた。

「僕だってどの方向に行けばいいのかわからないよ。ここの配管図なんて知らないし」

由紀と由佳は無言で通気口に腹ばいになりながら、光咲を見つめた。

「じゃあどうするの? 飛び降りてドアをノックして、『すみません、ホテルのネットワークをハッキングしたいのでパソコンを貸してもらえませんか?』って聞くわけ?」

由紀が白目をむくと、由佳はその言葉に吹き...

ログインして続きを読む