第19章

最高級のエメラルドで仕立てたジュエリーが披露される。ひと目ではシンプルな意匠に見えるのに、細部まで目を凝らすと、計算し尽くされた仕掛けが潜んでいた。

「美月、あなた本当に選ぶのが上手ね」

神谷シズはその場でブレスレットを取り上げ、すぐ自分の手首にはめる。左、右と眺め回し、満足げに頬を緩めた。

私は俯いて、照れたような顔を作る。

「おばあさま、気に入っていただけたら嬉しいです」

「気に入るに決まってるでしょ。美月が用意してくれたものなら、何でも好きよ」

神谷シズは私を隣に呼び寄せた。言われるまま立つと、手を取られる。

そして彼女は、集まった面々に向けて高らかに告げた。

「皆さま...

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