第24章

こんな危機のさなか、頼れる相手が――まさか、あいつだなんて。

車は猛スピードで走り、あっという間に病院へ着いた。

私はスマホの画面を睨みつける。未読のまま、返信はない。胸の奥がすうっと冷えていった。

蓮司に頼るなんて、本当に最後の最後の手段だ。返してくれるかどうかは、あの人の気分次第。

……私が、自分の価値を買いかぶっていただけなのかもしれない。来なければ、私にはどうすることもできない。

「おい、大人しくしろ!」

知らない男が乱暴に腕を掴み、車から引きずり下ろそうとしてくる。私は必死に座席にしがみついて抵抗した。

スマホは先に隠してある。相手はまだ異変に気づいていない。

「降...

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