第8章

病室の中。

空気の温度がすっと落ちた。新谷晃はその場から動くこともできず、小声で尋ねる。

「さっきの連中、どう処理しますか」

一ノ瀬蓮は、ベッドの内側へ放り込まれた女に視線をやり、目を細めた。

「手は出すな。あいつとこの女がどういう関係か、洗え」

新谷晃は一瞬、意味がわからなかった。ベッドのこちら側へ回り込み、床に倒れて眠り込んでいる女を見た途端、目を剥く。

「えっ……な、なんで女がいるんですか」

さっきの連中は誰かを探していた。まさか、それがこの女だったのか。

本当に、自分たちの社長がここに匿っていたってことか。

一ノ瀬蓮はちらりと新谷晃を見て言った。

「迎えを寄越して...

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