第258章 影の中の企み

「母上があいつらを気に入っているのは理解できますよ。なんといっても母上の目には、実の息子より彼らの方がずっと素敵に映るんでしょうからね。口も上手くて愛想もいい、そのうえ夜のベッドでは母上を完璧に満足させてくれるときた」

メシアは冷ややかな笑みを浮かべ、言葉を継ぐ。

「それに引き換え、生まれつき白髪の化物である私ときたら……母上は私の容姿の言い訳を考えるのに必死で、あの頑固な親父殿を説得して跡継ぎの座を私に残させるのにも苦労された。そうやって手塩にかけて育てた結果が、まさかこんな狂人だったとはね。……その事実にガッカリしましたか?」

リゼ奥様の唇は震え、その美しい碧眼は恐怖に染まっている...

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