第296章 新生の死者

そう思うと、テリアンは自嘲気味に笑みをこぼした。

今更ながら、メイフィストと共にタイタン家を出るなどと考えていた自分が滑稽に思えてくる。息子を亡くして情緒不安定な母親を置いて、彼が自分についてくると本気で思っていたなんて、どうかしていたのだ。

だが、その先はどうなる? 本当にそんなことができるのか? メイフィストは母親のために待ってくれと言った。テリアンは待つことができる。しかし、いつまで待てばいいのか。その約束は果たされるのか。テリアンにその答えは出せなかった。

慌ただしく去っていくメイフィストの背中を見つめる。かつて「必ず君と行く」と誓った彼の真剣な眼差しを思い出そうとするが、なぜ...

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