第321章 カンティニの罪

「タイタン家にいた頃から申し上げておりますわ。ホウデンが裏切りを選んだ以上、わたくしがそれを拾い直すことなどありえません。それに、よくお聞きなさい。離縁を陛下に奏上したのはわたくしです。わたくしがホウデンを捨てたのです。それがどうしてあなたの口にかかると、ホウデンがあなたのためにわたくしを追い出した、などという話になりますの?」

「お聞きになりたいのでしたら、お答えしましょう」

 アネルの瞳が冷ややかに光る。

「まず、東部戦場において、フリーデルがあなたを後方に配置し、第一陣の攻撃に加わらせなかったのは、確かに意図的なものでした。ですがそれは、あなたに機会を与えるためだったのです」

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