第324章 監禁の真相

エリサは首を横に振り、その顔に憂いの色を浮かべた。

「ルカス様は何も仰いませんでしたが、エリサには分かります。やはり、アネルさんにそばにいてほしいのだと……」

「ルカス様にご心配をおかけしたくなくて、今日市場であったことは話しておりません。ですが、新しいクマのぬいぐるみを見かけたと伝えたら……明日はもう一度市場へ行って、ルカス様のために買ってまいります」

アネルは小さく溜息をついた。

「苦労をかけるわね、エリサ」

「いいえ、当然のことをしたまでです。……ですがアネルさん、どうしてカンティニがヴェルリット荘園の近くに? タイタン家の人間はいったい何を考えているのでしょう。あのような女...

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